マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

昭和二十年。子爵五条辻政孝の長女咲智子は父から頼まれたやんごとなきかたの文書が納められた箱を浜松へ届けるため上野駅に着いたが、アメリカの兵士に見つかり攫われそうになる。そこを通りがかった男がすんでのところで咲智子を助け、逃げだした。男の名は堀田勘一。古本屋「東亰バンドワゴン」の一人息子だった。勘一とサチの出会いを描く東京バンドワゴン番外編。

勘一とサチの話が気になっていたので、これはうれしい番外編。
とはいえ読者サービスだけの番外編という訳でもなく謎めいた堀田家の姿が次々に明らかになり、結構驚かされる。終戦直後という舞台もカオスめいた堀田家にちょうどいい具合。
それにしても堀田家は無敵すぎるなぁ。
あとブアイソーが何者か気になる。