訪問者

訪問者

訪問者

三年前に湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が建てた館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てたられた映画監督峠昌彦が急死し、彼の取材で週刊誌の記者とカメラマンが訪れてくるためだった。しかし、訪問者は彼らだけでなく第ニ、第三の訪問者が訪れ、やがて館が嵐に包まれる時、死体が一つ現れる。

読んでいて思い出したのが、山口雅也の「解決ドミノ倒し」。
一幕の舞台で次々と登場人物達の設定が変わって行くところが似ていたからか。
恩田作品なら木曜組曲を思い出した。
恩田陸らしい本格ミステリーだと思う。