C3‐シーキューブⅣ

C3―シーキューブ〈4〉 (電撃文庫)

C3―シーキューブ〈4〉 (電撃文庫)

学校帰りのフィアと春亮が出会った少女、楯岡藍子。彼女も人型になった“禍具”だった。春亮はいつものように藍子を夜知家に迎え入れる。藍子は禍具である事に極度の罪悪感を抱いていた。藍子の気晴らしにピクニックに行った夜知家にビブオーリオ家族会の二階堂クルリとアビスが襲い掛かる。何とか撃退したもののアビスの能力で春亮の禍具に関する記憶が失われてしまい、藍子までが家族会に入る事になってしまった。フィア達は春亮の記憶を取り戻す為に体育祭で家族会と決着の時を迎える。

ビブオーリオ家族会編、決着。
新しい“禍具”楯岡藍子の呪いは、呪われている自分を呪うという自家中毒のようなもので、このシリーズのテーマの一つになるのだろうとは思う。藍子の場合は、保留といったような解決になったけど、これからどう発展させるかが鍵になってくる気はする。
もう一つのテーマというか本筋になるだろうちょいエロは少し押さえ気味。毎巻ごとのエンディングのバカ加減が好きなんだけどなぁ。