傷物語
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 44人 クリック: 699回
- この商品を含むブログ (360件) を見る
阿良々木暦は今まで接する機会もなかったクラスの委員長、普段は羽川翼から吸血鬼の噂を聞く。その深夜、一人エロ本を買いに行った帰り、四肢を切断された金髪の美女と出会う。彼女は自らをキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと名乗り、血を寄越せと言われる。暦は死ぬ覚悟で血を差し出すが、目覚めると金髪の幼女の側で自らが吸血鬼になっている事に気付く。なぜか倒れていた暦達を廃墟となった学習塾に匿ってくれた忍野メメの協力で暦は人間に戻るためキスショットの四肢を奪ったヴァンパイアハンターと闘うことになる。
化物語はだいぶ前に読んではいたけど、その続きにそれほど惹かれなかったんで、ほったらかしにしていた。
今回は百パーセントアニメの影響で読み始めた。
ものの見事に脳内でアニメキャラが動いて読み終えたんで、ほんとアニメはすごいな。
阿良々木はアホ毛があるし、羽川の出会いはアニメ一話の開始直後の映像で読んでいた。声までついていたんだから正直驚く。
アニメを見てから原作を読む事がなかったから(映画ならあるけど)、作者がアニメ的な物語に自覚しているせいもあるのだろうけど、新鮮な感じだ。
中高生の読者体験はこういう感じになっているのかと思うと、これはこれで悪くはない気がする。