植物図鑑
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 単行本
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河野さやかは会社の飲み会の帰りに自宅のマンションの玄関先に行き倒れた同年代の男を助ける。「拾って下さい、躾のできたよい子です」という言い方に魔がさして家にあげた男イツキは、少しイケメンで道草でさえ料理に仕立てるスーパー家政夫だった。さやかは下の名前しか知らないイツキと一緒に道草を集め料理することに楽しみを覚え、このまま一緒に暮らす事を望むが、離れてしまうのが怖くてイツキの身の上を聞けずにいた。
有川浩得意のベタアマ・ラブストーリー。蛇足感満載のエピローグも含めて有川浩を満喫できる一冊。
しかも道草料理の蘊蓄も楽しめるのでお得感あり。特にイタドリは実際食べたくなってしまう。
でも料理をすることを料ると言うのは、なんか気持ちが悪い。
※「料る」はちゃんとした日本語のようです。勉強不足でした。
あとフキノトウの天ぷらには相当嫌な目にあったのかと思うぐらい攻撃していて、フキノトウの天ぷら美味しいよ、と言いたくなった。