弁護側の証人

弁護側の証人 (集英社文庫)

弁護側の証人 (集英社文庫)

ヌードダンサーのミミィ・ローイとして働く漣子は八島財閥の御曹司である杉彦に見初められ結婚をする。八島家の当主龍之助をはじめ、家族中から財産狙いで長男を騙した女と思われていたなか、家族会議の夜、龍之助が何者かに殺される。状況証拠と家族の証言から死刑宣告された一審を覆すべく呼ばれた弁護側の証人は意外な人物だった。

何書いてもネタバレになりそうなんで、以下収納。




一読して思い出したのは小説ではなく映画のユージュアルサスペクツ。
11章の冒頭で、一気に変わるあの裁判は気持ちよく騙された。
ただ裁判中も隠してもらって最後の1ページで、あれを突き付けられたらもっと気持ちよかったかも。贅沢な要求だけど。

解説を道尾秀介が書いている事にすごく納得した。