ミスマルカ興国物語Ⅳ

二つ目の紋章を捜索するためにゼピルム共和国へ向かったマヒロ一行。そこは魔人と人間の共生をモットーにする民主主義国家。強大なカリスマ性を発揮する大統領アンディ・J・イエスマンに「先読みの魔女」の異名を持つ国防長官セリアーナ・ヴァーゼンシュタインと一筋縄に縛られない連中相手に紋章捜索の交渉に臨むが、共産国家を理想とする大陸市民解放革命軍に大統領とマヒロが捕われてしまう。救出に向かったパリエル達はマヒロ達を無事に助け出すが、なぜが幻のSSランクの勇者ランデルディーに行く手を阻まれてしまう。


革命軍の操り手の正体を巡るどんでん返しや無敵キャラのランデルディーとのゼンラー対決と、いつもの林トモアキ展開で楽しい。
マヒロの本当の敵が、形あるものじゃなく、相対化されたシステムなのも、今までの林トモアキのシリーズとは違うので、どう戦って行くのか気になるところ。
ただ、キャラクターが量産するせいで新キャラ紹介に終始した感があるのは残念。