静野さんとこの蒼緋

静野さんとこの蒼緋(ふたご) (電撃文庫)

静野さんとこの蒼緋(ふたご) (電撃文庫)

静野家は父子家庭だと思っていた蒼介の前に父親が連れてきたのは、自分そっくりの双子の妹。会うなり喧嘩してしまい気まずい上に父親と妹は蒼介に秘密を隠している様子。そんな中、蒼介が通う学校では女子生徒が次々意識を失う事件が起きていて…

「君のための物語」の作者の次作は学園物。粗筋を見てもらえるとわかる通りほんとに普通の学園小説。
父と妹の秘密も定型通りで、前作を知っているだけにちょっと戸惑う。
文章は上手いんだけど、時々入る文語表現(二人の間を天使が通り過ぎるとか)が雰囲気に合わなくてなんか変。
この作者は前作みたいな作風が合ってる気がするんだけどね。典型的なライトノベルを書いてみたというところなんかな。とりあえず今回はちぐはぐな所ばかりが目立つよ。