ヘンダーソン夫人の贈り物

ツンデレ金持ち未亡人と巻き込まれ型の座付演出家との丁々発止な掛け合いを楽しむ、イギリスコメディー。
まあ、歳のくった涼宮ハルヒキョンみたいな感じ。嘘だけど。

ジュディ・デンチは、貫禄ありすぎて、世間知らずのわがまま婆さんには見えなかった。でも相手役のボブ・ホスキンスは嵌まり役。適度に胡散臭くて、山師なのか才能ある演出家なのか、わからないところがいい。

英国ボードヴィルってなんだかよくわかんなかったけど、額縁ショーの事なんだね。あれ、間違ってる?
まあ、いいや。ヌードモデル達は、刺身のツマ扱いだし、とって付けたような悲劇が起きるし、ちょっと可哀相。
その事件もあって、ヘンダーソン夫人の演説が始まるんだけど、男性兵士達は、やったね、と思えるけど、女優達は舞台に立てたら、OKなん?
そういう時代だからで終わらせてもいいけど、なんか納得いかないや。

ラストシーンの劇場の屋上でする二人掛け合いは見事で、この終わり方は上手い。
ほんと、めでたしめでたし。

うーん、だまされてねぇか。