化物語・上巻

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

しゃべくり漫才というより、2ちゃんねるのスレッドを読んでいる感じ。

面白い。結構、笑った。

主人公がかなりいい子なのが、西尾作品では珍しいのかな。
正しい巻き込まれキャラというか。

とにもかくにも戦場ヶ原ひたぎに尽きるね。

あれだけ傍若無人なキャラなのに可愛いく思えるのは、西尾維新の筆捌きがいいのだろう。

ひたぎの次に好きなキャラは忍野メメ
後の女の子たち(妹含む)は、みんな一緒かな。下巻で三角関係にでもなれば、違うんだろうけど。

初めはうざかったけど、慣れるとリズムよく読める。
冲方の「マルドゥック・ヴェロシティ」と同じ。
話しは似ても似つかないけど。

するがモンキー」が楽しめた。
猿の手をベースとした話だから全体的に暗いんだけど、半ばの主人公と忍野のやりとりと、ラストのひたぎ登場のバランスが絶妙で、読んでて、気持ちよかった。

キャラ小説はリズムを読むんだな、と思ってみたり。

さて下巻か。