緋弾のアリアⅢ 蜂蜜色の罠

リュパンの子孫、峰理子から家宝を盗み出す手伝いを頼まれたキンジとアリア。キンジは兄の消息、アリアは母の冤罪を晴らす為に理子と手を組む。しかし家宝を手にしているイ・ウーのナンバー2、無限罪のブラドは不老不死の能力を持つと言われるほどの強敵。キンジとアリアはブラドの館に執事とメイドに変装して潜入するが、館の管理人は二人の知り合いで武偵高校の臨時教師、小夜鳴徹だった。

展開が早くて小気味のいいバトル小説。探偵が主人公なのにミステリー的要素がほとんどないのもある意味潔い。
前巻と打って変わりキンジがほぼヒステリアモードで活躍。とっておき感がないのがちょっと寂しい。
最後の最後にびっくりするような形で新キャラが出てきたんで、たぶん次巻でヒステリアモード自体がクローズアップされるんだろうけど、さてキンジはヒステリアモードを肯定するのか否定するのか。安易な肯定はやめてほしいな。でも一回否定してから自覚して肯定というのも王道過ぎるか。