とある飛空士への恋歌

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)

高度2000メートルに浮遊する「空飛ぶ島」イスラ。6年前の革命により王である両親を処刑され、飛行機技師の家に引き取られた元王子・カルエルは、革命政府の思惑と母と約束した飛空士になる夢のため、イスラによる世界の果てを探索する旅に参加する。しかもイスラにはカルエルが復讐を誓った両親の仇、風の革命の旗印ニナ・ヴィエントも搭乗していたのだった。

王道。
復讐、一緒に育てられてきた幼なじみのような義理の妹、世界の果てを見つけるという壮大な冒険、これから起こりうるだろう身分違いの恋、そして三角関係、どこを取っても王道中の王道。この巻の終わらせ方なんか、ほんとによくある展開なのに、これからが気になって堪らない。作者、よくわかってるなぁ。

見えっ張りのへたれ元王子様が、どう成長していくのか、ほんと楽しみ。