悼む人

悼む人

悼む人

超寡作作家・天童荒太の新作。

人は何故罪悪感を背負うのか。答えの見えない問いを悼む人を通じて読者に突き付ける。
偽善とエゴ、自己満足と責任転嫁。
いろいろ思うところはあるけれど、人は見たいものしか見ることが出来ないという大前提を、雑誌記者蒔野の背負い方を見てしまうとつい考えてしまった。

どうしてもこういう深イイ話は一歩距離を置いてしまうな。