ＡＵＲＡ−魔竜院光牙最後の闘い

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

電波少女と元電波少年のボーイミーツガール。

予想外に熱い話でびっくりした。
好きな事を大声で言えない世界で、何を求めて生きるのか。

ただのイジメ問題と見ると浅いけど、サイレントマジョリティー（この言葉も廃れたけど）がテーマと見ると面白い。
差別や迫害は少数派という数じゃなくシステムの問題でシステムは個人じゃ覆されない。そのシステムの中で何をして自分らしく生きるのか。
ラストはあまりに夢があるが、それだけになぜか切ない。