流星の絆

流星の絆

流星の絆

とんでもないリーダビリティですらすら読めてしまう。

そのせいで、凝った構成なのに、ありがちな話だと思ってしまうのが、なんかもったいない。

東野圭吾にしては、解決編が煮え切らないのも難点だ。

証拠というキーワードを中心に2転3転を狙ったのだろうけど、最後のアレはご都合主義過ぎな気はする。

いい話なんだけど、あざとかったなぁ。
兄弟以外信頼できないという絆が、ラストにあっさり変容してしまったのが気に入らないのかも。