おそろし 三島屋変調百物語事始

おそろし 三島屋変調百物語事始

おそろし 三島屋変調百物語事始

ある理由で袋物屋の三島屋に預けられる事になったおちかは、主人の囲碁仲間から奇妙で恐ろしい話を聞く事になる。
その話はおちか自身の過去にも繋がって…

4つの話が繋がる怪談連作。
とにかく宮部みゆきは容赦がない。
最終話の家守が言う、あなたは冷たいお方だと話す相手は読者にほかならない。
亡者は背負うのではなく、憑かれる。
頭に憑かれるのか、心に憑かれるのか。
生きてる者は憑かれたいから亡者に憑かれるのだ。