GOSICK2 その罪は名もなき

とにかく読みやすい。
こういう典型的なキャラクター小説も書けるのが、桜庭一樹の凄いところなんだと改めて納得。

第2次世界大戦前らしきヨーロッパの小国の情景は、桜庭の筆力もあるが武田日向の挿絵が大部分を担っている。挿絵の持つ力が作品を刺激しあって全体を底上げしている。

挿絵があってこそのライトノベルという、見本のような作品。