ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート
- 作者: 森田季節,文倉十
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/09
- メディア: 文庫
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これは変な話。
音楽を描きたいのか、都市伝説的なホラーを描きたいのか、忘れてしまう何かに抗う思春期を描きたいのか、全てが曖昧模糊としていて正直よくわからない。
でも伝えたい事はたくさんあるんだけどそれがうまく伝わらないという焦躁感だけはよくわかった。
それにしても殺人があまりに軽くてびっくり。甦るにしてもこんなに簡単でいいのだろうか。忘れる事自体が殺人であるという比喩なのか。
あと関西を舞台にしてるのが個人的にうれしい。
京都もそうだけど、神戸市西区の伊川谷周辺を舞台にした作品は初めて読んだ気がする。