ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩

『落下る(おちる)』
内海薫登場。
古式ゆかしい倒叙ミステリだけど、笑いの要素が多いのはドラマ化の影響か。ナベのトリックはいいなぁ。

『操縦る(あやつる)』
どういう操りトリックかと期待して読んでいたんだけど、そういう操りだとは思わなかった。いい話。

『密室る(とじる)』
湯川が探偵なんで、真面目な本格かと思ってしまうけど、このシリーズって天下一大五郎の正統だよね。
てな訳で密室だと読んでしまうと肩を空かされる。

『指標す(しめす)』
擬似科学論戦を期待してたんだけど、それはないか。安楽椅子探偵物として面白い。

『攪乱す(みだす)』
敵『悪魔の手』登場。
結構、期待したんだけどなぁ。
ドラマ向けのミステリ。
ラストの湯川と草薙の会話が楽しい。


思っていた以上にキャラクター小説になっていた。
実はドラマを見た事がないんでちょっと見たくなった。