ガリレオの苦悩
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (183件) を見る
『落下る(おちる)』
内海薫登場。
古式ゆかしい倒叙ミステリだけど、笑いの要素が多いのはドラマ化の影響か。ナベのトリックはいいなぁ。
『操縦る(あやつる)』
どういう操りトリックかと期待して読んでいたんだけど、そういう操りだとは思わなかった。いい話。
『密室る(とじる)』
湯川が探偵なんで、真面目な本格かと思ってしまうけど、このシリーズって天下一大五郎の正統だよね。
てな訳で密室だと読んでしまうと肩を空かされる。
『指標す(しめす)』
擬似科学論戦を期待してたんだけど、それはないか。安楽椅子探偵物として面白い。
『攪乱す(みだす)』
敵『悪魔の手』登場。
結構、期待したんだけどなぁ。
ドラマ向けのミステリ。
ラストの湯川と草薙の会話が楽しい。
思っていた以上にキャラクター小説になっていた。
実はドラマを見た事がないんでちょっと見たくなった。