旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

久しぶりにど直球なセカイ系を読んだ気がする。
名前のない少年と少女。確実に消えていく自分自身=世界。

作者はセカイ系というよりもロードノベルとしてのラノベ(キノみたいな)を意識してるんだろうけど、図らずともセカイ系の枠組みに納まりきっているのは、共通とした意識(感覚の方が正しいかも)が通低してるからかもしれない。
「世界の危機」がどこかにある、そんな感覚。

かくして少年と少女は「世界の危機」を探しに旅に出る。
宝探しにリアルはなくても、世界の危機にはリアルがあるかのように。