C3-シーキューブ-

C3―シーキューブ (電撃文庫)

血飛沫とラブコメを混ぜると、こんな変な話になるという見本みたいな話。

前作の「僕と魔女式アポカリプス」ほど陰惨ではないけど（前作は個人的にはラノベ版ヨブ記だと見ている）、痛い話である事には変わらない。

物が呪われすぎると人になるという設定は、この作家らしい逆説で面白い。でも呪いを解いていっても人のままというのは、都合良すぎるとは思うけど。

まあ設定について、ああだこうだと言ってみたけど、次巻を読もうと思わせたのはエピローグのフィアと春亮の馬鹿話なんで、重要なのはそこかも。