風花

風花

風花

のらりくらりとした人物を描かせると、ほんと凄い。

のらりくらりの中に選択肢はあるのに決定されないもどかしさといった人のどうしようもない意識の流れが見えて、とんでもない所まで踏み込んでるんだけど、嫌味がないのは独特の筆致なんだよなと感心する。

それにしても今回の主人公は肌が合いませんでした。

水が高い所に流れていくような気持ち悪さを感じて、ついていけなかった。